サンス駅から弘大を奥へ歩いて戻る半日|ナンタ観劇・タッカルビと終電の逆算術
2026-11-01・韓国がじゃ 編集部
ホンデ(弘大)へ行くなら2号線のホンデ入口駅、と考える人は多いはずです。ただ、6号線のサンス(上水)駅から街の南側に入ると、ナンタ劇場やタッカルビの店まで徒歩10分前後で着き、夜の帰り道も短く済みます。観劇と食事を同じ日に入れたい人、夜遅くまでホンデにいたい人に向けて、終電の時刻から逆算した回り方をまとめました。
サンス駅の基本と、覚えておきたい終電の時刻
サンス駅に通っているのは6号線の1路線だけです。となりのハプチョン(合井)駅で2号線に接続しているので、2号線沿線に泊まっている場合はハプチョンで乗り換えて1駅。ホンデ入口駅からも2号線で1駅戻って乗り換えれば着きます。反対方向のクァンフンチャン(広興倉)方面は、6号線の沿線にあるコンドク(孔徳)やイテウォン(梨泰院)につながるので、そのあたりに宿がある人は乗り換えなしで来られます。
時刻で大事なのは、平日と休日で終電が大きく変わることです。
- ハプチョン方面:平日 5:33〜0:42、休日 5:33〜23:50
- クァンフンチャン方面:平日 5:42〜0:53、休日 5:42〜23:56
運行本数は片方向あたり平日166本、休日121本で、平均すると平日は約7分、休日は約9分に1本の計算です。注意したいのは休日で、平日の感覚でいると終電が50分ほど早く来ます。また、ハプチョンで2号線に乗り継ぐ場合は、サンス駅の終電に乗れても乗り換え先の電車が終わっていることがあります。宿までの最終の接続は、出発前に当サイトの駅ページや地下鉄アプリで確かめておくと安心です。
最初に一番奥まで歩く、買い物とK-POPの時間
この半日の組み立ては単純で、明るいうちに駅から遠い場所へ行き、暗くなるにつれて駅へ近づいていきます。夜の帰り道を短くするための順番です。
最初の目的地はMUSINSA STANDARDホンデです。サンス駅から徒歩約15分、11時から23時まで開いています。韓国の大手ファッション通販ムシンサの自社ブランドの旗艦店で、地下1階がメンズ、1階が季節の人気商品、2階がレディースという3フロア構成。ベーシックな服が中心なので、旅行中に着る一枚を買い足す用途にも向いています。試着して写真を撮れるライブフィッティングルームもあり、サイズ感を確かめて買えるのが通販にはない利点です。
住所が同じヤンファロのK-POPスクエアホンデは徒歩約16分、営業は11時から22時。旧ラインフレンズの旗艦店がK-POP専門の店舗に生まれ変わった場所で、アーティストごとのポップアップや展示、限定グッズが目当てになります。内容は時期で入れ替わるので、推しの企画があるかどうかは訪問前に調べておくと確実です。
キャラクターものが好きなら、同じ通りのカカオフレンズ ホンデ フラッグシップストアも徒歩約17分の距離。10時30分から22時まで開いており、文具や雑貨など幅広いグッズが並ぶので、友人へのおみやげ探しに使えます。ここまで見たら、徒歩約16分のR2バスキング通りへ。歩行者中心の「歩きたい通り」で、音楽やダンス、マジック、マイムなどの公演が事前登録制で行われています。出演は日によって変わるので、通りを歩いてみて出会えたらラッキー、くらいの気持ちで予定に組み込むのがちょうどいいでしょう。
言葉がわからなくても楽しめる、弘大ナンタ劇場
駅へ戻る途中に入れたいのが弘大ナンタ劇場です。サンス駅から徒歩約11分で、ホンデ入口側の繁華街よりも駅寄りにあります。
ナンタはセリフを使わない舞台で、厨房を舞台にしたコミカルな物語が、サムルノリのリズムをもとに進みます。包丁やまな板が楽器代わりになり、合間には韓国の伝統舞踊や観客参加の場面も入ります。韓国語がまったくわからなくても筋を追えるので、初めての韓国旅行や、年齢の離れた家族との旅行でも選びやすい演目です。年間38万人の外国人観光客が訪れるとされる専用劇場で、海外からの来場者に慣れた場所といえます。
上演時間やプログラムの詳細は公式サイトでの案内になっています。このコースでは公演の回を最初に決め、買い物や夕食の時間をその前後に動かすのがおすすめです。公演後に夕食にする場合は、このあと紹介する店のラストオーダーを超えないよう、終演時刻もあわせて見ておきましょう。
夕食は駅からの距離と閉店時間で選ぶ
駅に一番近い夕食の候補はホンデタッカルビです。徒歩約9分、毎日11時から22時40分まで(ラストオーダー21時50分)。30年の伝統を掲げる店で、大きな鋳物の鉄板で焼き上げるタッカルビに、チーズフォンデュを合わせた一皿と、締めのチーズチャーハンが看板です。英語や中国語に対応していて、外国語のホームページも用意されているので、韓国語が不安な人でも入りやすいでしょう。
お肉が食べたいならチョンギワタウン ホンデ店。徒歩約13分、営業は11時15分から22時です。手羽先のような形をしたスウォン王カルビが名物で、LAのコリアンタウンをイメージした店内は英語でも注文できます。ワインの持ち込み料が無料なので、ワイン好きには珍しい選択肢です。
遅めの食事になるなら、徒歩17〜18分のオウルマダンロ沿いに2軒あります。ブヤスコプチャンは15年以上続くコプチャン店で、営業は火〜土が13時から1時、日曜が14時から1時。夕食時は行列ができるものの回転は速いとされています。月曜の営業は案内に載っていないので、月曜に行く場合は事前に確認してください。ホンスチュクミは毎日11時30分から2時まで開いているイイダコ専門店で、辛さが選べて英語メニューもあり、チュクミを食べると締めのチャーハンが無料で付きます。ただ、どちらも駅から20分近く歩くので、終電が近い時間帯に選ぶなら店を出る時刻を早めに見積もっておきましょう。
モデルコース:14時に着いて夜まで
平日の午後に動く場合の一例です。ナンタの回に合わせて、前後をずらしてください。
- 14:00 サンス駅に到着し、徒歩約15分でMUSINSA STANDARDへ
- 15:15 K-POPスクエアでポップアップや限定グッズを見る
- 16:15 カカオフレンズでおみやげを選び、R2バスキング通りを歩く
- 17:30 ナンタ劇場へ移動して観劇(実際の開演時刻は公式サイトで確認)
- 19:30 ホンデタッカルビで夕食
- 21:00 COCKY PUB ホンデ店で一杯
- 23:30ごろ 店を出て徒歩約9分でサンス駅へ
最後のCOCKY PUBは、夕食のタッカルビと同じワウサンロ21ギルにあるスポーツパブで、駅からは徒歩約9分。開店は17時で、日〜木は2時まで(ラストオーダー1時)、金・土は4時まで(ラストオーダー3時)です。ビアポンやシャッフルボードで遊べるほか、大きな試合の日は開店時間を変えることもあるほどスポーツ観戦に力を入れています。外国人の常連や交換留学生も多く、英語が飛び交う雰囲気を楽しみたい人に向いています。
平日なら0時台に終電があるので、宿の方面に合わせて0時15分ごろまで店にいても間に合う計算です。休日は終電が23時50分台なので、23時20分には店を出ると考えておくと慌てずに済みます。金曜の夜はパブが遅くまで開いていても電車は先に終わるため、終電で帰るかタクシーにするかを先に決めておきましょう。
歩く前に知っておきたい旅のヒント
このコースは駅と一番奥の間を往復する形になるので、歩く距離はそれなりにあります。買い物の荷物が増えるとつらくなるため、大きな袋は宿に戻る直前に買うか、MUSINSAでの買い物を軽めにしておくと後半が楽です。観劇の前に荷物をまとめておくと、席でも邪魔になりません。歩きやすい靴を選び、夜は昼より冷えやすいので、季節を問わず羽織るものが一枚あると安心です。
午前から動ける日なら、Rolling Korea(ローリングコリア)を組み合わせる手もあります。駅から徒歩約18分の韓国語学院で、K-POPダンスやボーカル、ドラマで学ぶ韓国語、韓国料理づくりの授業があり、営業は9時から17時30分です。参加の方法や開講日は事前に問い合わせてください。午前に体験、午後にこのコースの買い物、という流れにすると、一日中ホンデで過ごせます。
また、ここに書いた営業時間は変わることがあります。とくに祝日や大きな試合の日は通常と異なる場合があるので、行く店が決まったら公式情報を確認してから出かけてください。
旅のヒント
- 休日の終電はハプチョン方面23:50、クァンフンチャン方面23:56。平日より約50分早いので注意しましょう。
- ハプチョンで2号線に乗り継ぐ人は、サンス駅の終電だけでなく乗り換え先の最終電車も確認しておくと安心です。
- ナンタは先に公演の回を決めてから、買い物と夕食の時間を前後に割り振ると組み立てやすくなります。