トップ › 特集記事

聖水駅で午後から夜まで|文具づくり・靴えらび・倉庫カフェと夜のサムギョプサル

2026-10-20・韓国がじゃ 編集部

聖水(ソンス)は、かつて靴工場や町工場が集まっていたエリアです。いまはその建物をそのまま活かしたカフェやショップ、ポップアップストアが並び、「ソウルの今」を感じたい人がまず名前を挙げる街になりました。見どころの多くは駅から徒歩10分以内に収まっていて、地図を片手に歩くだけでも十分楽しめます。今回は、朝早くから動かなくても満喫できるように、昼過ぎに到着して夜ごはんまで過ごす流れでご紹介します。ものづくりや買い物が好きな人、友人同士や一人旅で気ままに歩きたい人に向いた内容です。

聖水駅の基本|2号線一本で弘大・江南からアクセス

聖水駅は地下鉄2号線の駅です。2号線はソウル中心部をぐるりと回る環状線なので、弘大入口や江南、蚕室といった旅行者に人気のエリアから乗り換えなしで来られるのが便利なところ。ホテルが2号線沿いにあるなら、行き帰りの移動はかなり楽になります。

駅には3つの方面があります。トゥクソム方面(往十里・市庁側)、建大入口方面(蚕室・江南側)、そして聖水から分かれる支線の龍踏(ヨンダプ)方面です。乗り間違えやすいのは支線のほうなので、ホームの行き先表示は一度確認しておきましょう。

始発はどの方面も5時30分前後。平日の最終はトゥクソム方面が0時45分、建大入口方面が0時44分、龍踏方面が0時51分です。注意したいのは土日祝日で、トゥクソム方面・建大入口方面ともに最終が23時42分と、平日より1時間ほど早くなります。週末に夜ごはんまで楽しむ予定なら、23時過ぎには駅へ向かうつもりで計画しておくと安心です。本数は平日で1方面あたり240本ほどあり、日中は待ち時間をあまり気にせず乗れます。

駅から1分|MONAMI STOREで自分だけのボールペンを

駅を出てまず立ち寄りたいのが、駅から徒歩約1分のMONAMI STORE 聖水店です。MONAMIは1963年に聖水洞で始まった韓国の文具メーカーで、このお店はその歴史ある土地に生まれた体験型の店舗です。ボールペンやノートなどの文具が並ぶほか、パーツを選んで自分で組み立てるオリジナルボールペンづくりが楽しめます。予約制のワンデークラス「インクラボ」もあるので、じっくり体験したい人は事前に予約を検討してみてください。

キャラクターやブランドとのコラボ商品もそろっていて、ちょっとしたお土産探しにも向いています。営業時間は10時から21時(毎月第3月曜日は12時から)と長めなので、コースの最初でも最後でも組み込みやすいのがうれしいところ。荷物にならず、使うたびに旅を思い出せるお土産として、文具は意外と重宝します。

なお、同じく駅から徒歩約1分の場所には、薬剤師が提案する医薬品やダーマコスメを扱うレディヤング薬局もあります。肌診断をもとにコスメを提案してもらえるので、韓国コスメに興味がある人はあわせてのぞいてみると良いでしょう(営業は10時〜23時)。

徒歩2分|練武場キルとオニオン、倉庫リノベの空気を味わう

聖水らしさをいちばん感じられるのが、駅から徒歩約2分の練武場キル(ヨンムジャンギル)です。古い工場や倉庫だった建物が、編集ショップやギャラリーのような空間、期間限定のポップアップストアに生まれ変わっています。ポップアップは時期によって入れ替わるため、何に出会えるかは行ってみてのお楽しみ。好きなブランドのイベントがないか、出発前にSNSでチェックしておくのもひとつの手です。

通り歩きの合間に休憩するなら、同じく徒歩約2分のベーカリーカフェ「オニオン 聖水店」がおすすめです。古い建物をリノベーションしたインダストリアルな店内は、むき出しの壁や素材感がそのまま残っていて、聖水という街の成り立ちを体で感じられる空間。パンドーロなどのパンを選んで、ゆったり腰を落ち着けられます。ただし週末は混み合うことがあるので、平日に訪れるか、週末なら昼食の時間帯を少し外すと入りやすくなります。

このエリアは歩道が狭い路地も多く、人気店の前には行列ができることもあります。写真を撮るときは通行の邪魔にならないよう、少し脇に寄って撮るのがマナーです。

徒歩3分|MUSINSA KICKSで靴の街の今を見る

聖水はもともと手作り靴の工房が集まる「靴の街」として知られてきました。その歴史を今のかたちで受け継いでいるのが、駅から徒歩約3分のMUSINSA KICKS 聖水です。地下1階から地上2階まであるシューズ専門のセレクトショップで、スニーカーやランニングシューズ、サンダル、メリージェーン、ドレスシューズまで、さまざまなブランドを一か所で比べながら試着できます。

便利なのが、商品タグのQRコードを読み取ると在庫状況や購入者のレビューをその場で確認できる仕組み。サイズ展開を一つひとつ店員さんに聞かなくても調べられるので、韓国語に自信がない人でも落ち着いて選べます。季節ごとのポップアップスペースもあり、ブランドごとにゾーンが分かれているので、見て回るだけでも楽しめます。営業は11時から22時です。

靴を買う予定がある人は、歩き疲れる前のコース前半に寄っておくのがコツ。足がむくみやすい夕方より、比較的早い時間に試着したほうがサイズ選びで失敗しにくくなります。また、聖水駅4番出口のすぐ近くにはカラーコンタクトの専門店「オレンズ 聖水駅店」もあり、ビューティー系の買い物もこの周辺でまとめられます。

徒歩6分|聖水連邦でひと休み、気になるお店をはしご

少し足を延ばして、駅から徒歩約6分の聖水連邦(ソンスヨンバン)へ。ライフスタイルショップや多国籍の飲食店が集まった複合文化空間で、ひとつの建物の中で買い物と食事、休憩をまとめて済ませられます。3階には「天上家屋」と呼ばれるカフェテリア兼エンターテインメント空間があり、休憩スペースとして使えるほか、文化プログラムが開かれることもあります。

路地歩きが続いたあとに、天候を気にせず腰を下ろせる場所があるのはありがたいもの。雨の日や、夏の暑い時間帯・冬の寒い時間帯の避難場所としても覚えておくと便利です。営業時間は10時から22時の目安ですが、テナントごとに異なるので、目当てのお店がある場合は個別に確認してください。

このあたりにはほかにも、製造から30日以内の製品だけを扱うスキンケアブランドのクオカ 聖水(徒歩約6分、11時〜20時)や、ミニマルな服がそろうLOW CLASSIC 聖水店(徒歩約8分、12時〜20時)など、感度の高いお店が点在しています。閉店が20時ごろのお店も多いので、ショッピングは夕方までに済ませておくのが無難です。

夜は駅2番出口方面へ|スタッフが焼いてくれるサムギョプサル

歩き回ったあとの夜ごはんには、駅2番出口付近、徒歩約5分のチャムスギョチプ 聖水直営店はいかがでしょうか。冷凍サムギョプサルの専門店で、スタッフが目の前で肉を焼いてくれるのが特徴です。焼き加減に迷わず済むので、韓国の焼肉店に慣れていない人でも気楽に楽しめます。

キムチや白キムチ、卵焼き、ねぎの和え物、大根のナムルなど13種類の副菜がカラフルなお盆で出てくるのも見どころのひとつ。チョングクチャンチゲや辛味スンドゥブチゲ、明太子スープといった食事メニューもあり、肉と一緒にしっかりお腹を満たせます。営業は11時30分から翌4時30分までと遅くまで開いていますが、食事時間は2時間までで、満席時は待つこともあります。夕食のピーク時間を少し外して早めに入るとスムーズです。お店の前の駐車スペースは限られているので、地下鉄で来るのが確実です。

食後にもう少し甘いものが欲しくなったら、駅から徒歩約7分のCU 聖水デザートパーク店へ。デザートを充実させたコンビニで、エアフライヤーやホイップクリーム、トッピングを使ってオリジナルスイーツを作るDIY体験もできます。24時間営業なので、時間を気にせず立ち寄れます。

モデルコース|13時スタート、終電前に帰る聖水の午後〜夜

ここまで紹介した場所を、時間の流れに沿ってつなげてみます。

移動はすべて徒歩10分以内なので、気になるお店が見つかれば予定を入れ替えても問題ありません。ランチを済ませてから来る想定ですが、昼食も聖水でとりたい場合は、ヴィーガンブランチが楽しめるコスモス商店(徒歩約7分)や、屋根裏のような空間でオムライスが味わえる聖水タラク(徒歩約7分)を最初に入れるのも良いでしょう。コスモス商店は日〜火曜が20時閉店(ラストオーダー19時20分)なので、訪れる曜日に注意してください。

旅のヒント

この記事で紹介したスポット

駅の時刻表と周辺スポット