東大門駅で子ども連れ・ホビー好きの一日|昌信洞おもちゃ市場と地中の城壁、食べ放題ランチ
2026-11-04・韓国がじゃ 編集部
東大門といえば夜通し開いているファッションビルの印象が強いですが、駅の北側には韓国最大規模といわれるおもちゃと文房具の卸売市場があり、南へ少し歩けば発掘された都城の城壁を見られる博物館もあります。この記事では、子ども連れの家族や、フィギュア・プラモデルを探したいホビー好きの方に向けて、東大門駅を拠点に朝から夕方まで過ごす組み立て方を紹介します。買い物だけで終わらせず、歴史と食事も無理なく挟める距離感の街です。
東大門駅の基本|1号線と4号線、休日の終電は早めに
東大門駅には地下鉄1号線と4号線が乗り入れています。1号線ならソウル駅から市庁・鐘閣・鐘路3街・鐘路5街を経て一本で着き、4号線なら明洞から忠武路・東大門歴史文化公園を経て3駅です。明洞や鐘路に宿をとっている方は、乗り換えなしで行き来できるのが便利です。
始発はどの方向も5時台(1号線の鐘路5街方面が5:19、4号線は5:39〜5:43)なので、朝の行動で困ることはまずありません。注意したいのは帰りです。平日の終電は0:50〜0:59と遅めですが、土日・祝日は4号線が恵化方面23:56、東大門歴史文化公園方面23:52、1号線の鐘路5街方面も23:56と、日付が変わる前に終わります。平日と同じ感覚で夜まで問屋街にいると、明洞方面へ戻る電車を逃しやすいので、週末に訪れる場合は23時台前半には駅へ向かうと安心です。なお1号線の東廟前方面は休日でも0:21まで走っています。
昌信洞おもちゃ卸売市場|駅から徒歩約5分の小さな宝探し
東大門駅から徒歩約5分、鐘路区側に広がるのが昌信洞(チャンシンドン)の玩具卸売市場です。おもちゃと文房具の店が100軒あまり集まり、ロボットや人形、組み立て式のおもちゃシリーズまでが通りにぎっしり並びます。卸売市場なので、市内の一般的な店より平均30〜40%ほど安く買えるとされています。
子どもと一緒なら、まず通りをひと回りして気になる店の目星をつけ、二周目で買うものを決めると予算を守りやすくなります。フィギュアや少し古い商品が好きな方は、店先の棚の奥まで見ていくと思わぬ掘り出し物に出会えることもあります。営業時間は8:00〜19:00。こどもの日(5月5日)やクリスマス前後はおもちゃの店を中心に混み合い、新学期の時期は文房具の店が混雑するので、ゆっくり見たいならこうした時期を外し、平日の午前中に行くのがおすすめです。近くには崇仁洞のフリーマーケットもあります。
東大門歴史館と運動場記念館|足もとに眠っていた城壁を見る
駅から南へ徒歩約8〜10分、東大門歴史文化公園の中に二つの博物館が並んでいます。東大門歴史館は、DDPと公園を造る際の発掘調査で見つかった遺物を展示する施設です。2008〜2009年の調査では、失われたと考えられていた漢陽都城の城壁や、城壁から突き出した防御施設の雉城、二つのアーチを持つ二間水門、朝鮮王朝時代の建物跡が確認されました。2020年のリニューアルでは床に発掘図面が刻まれ、子ども向けの展示や体験の場も設けられています。
すぐ隣の東大門運動場記念館では、1925年に京城運動場として開場し、2007年に撤去されるまで82年続いた運動場の歩みをたどれます。どちらも火〜日曜の10:00〜18:00(入場は17:30まで)で、12:00〜13:00は昼休みの記載があります。月曜日に訪れる場合や、時間帯が昼にかかる場合は、出かける前に公式サイトで確認してください。屋内なので雨の日や暑い日の予定にも組み込みやすい場所です。
DDPとショッピングタウン|曲線の建物を眺めて、問屋街をのぞく
歴史館を出たら、徒歩圏内にある東大門デザインプラザ(DDP)へ。銀色の曲線が続く建物はどこから撮っても絵になり、子どもにとっても「宇宙船みたい」と感じられる外観です。時期によってはイルミネーションや展示が行われているので、当日の催しは現地や公式情報で確かめてみてください。駅からは徒歩約11分です。
さらに足をのばせば、駅から徒歩約10分の東大門ショッピングタウンです。昔ながらの問屋市場と新しいファッションビルが入り交じるソウル最大級の買い物エリアで、大きな袋を抱えて品定めする仕入れ業者の姿も見られます。店ごとに営業時間が異なるので、目当てのビルがある場合は事前に確認しておきましょう。子ども連れなら、人の多い通路を長く歩き回るより、アクセサリーのパーツや雑貨など目的を一つに絞ってのぞくくらいがちょうどよい距離です。周辺には飲食店が集まる横丁もあります。
お昼は食べ放題、ひと休みは城郭が見えるカフェで
家族で食事の好みが分かれるときに頼りになるのが、駅から徒歩約14分のアシュリークイーンズ dundun 東大門店です。ビル7階にある320席以上の広いビュッフェで、100分間の食べ放題で約130種類の料理が並びます。韓国の伝統料理から洋食までそろうので、辛いものが苦手な子どもでも食べられるものを見つけやすく、大人は韓国料理を少しずつ試せます。営業は11:00〜21:00。料金や混雑状況は事前に確認しておくと安心です。
食後に少し静かな場所で休みたいなら、駅から徒歩約16分のカフェ・ド・パレッツへ。光熙門から漢陽都城へ続く城郭道の入り口にあり、大きな窓から城壁を眺められます。看板メニューは黒ごまラテと抹茶ラテ。営業は8:30〜20:30なので、朝に立ち寄ってから市場へ向かう順番にもできます。歴史館で見た城壁の続きを地上で眺める、という流れにすると一日の印象がつながります。
モデルコース|火〜土曜の午前から夕方まで
博物館の休館日を避けられる火〜土曜を想定した一例です。
- 9:30 東大門駅に到着。徒歩約5分で昌信洞おもちゃ卸売市場へ。比較的すいている午前のうちに通りを見て回る
- 11:00 いったん駅へ戻り、南側のアシュリークイーンズへ。開店直後に入り、100分の食べ放題でゆっくり昼食
- 13:00 東大門歴史館と東大門運動場記念館を見学(12:00〜13:00の昼休みが明けてから入る)
- 14:30 DDPの外観を眺めながら散策。催しがあれば立ち寄る
- 15:30 東大門ショッピングタウンで目当ての店をのぞく
- 16:30 カフェ・ド・パレッツで休憩し、城郭を眺めて一日を締めくくる
大きな荷物を抱えて歩く時間を短くするなら、おもちゃ市場での買い物を最後に回す順番もおすすめです。その場合は市場の閉店が19:00なので、18時台前半には着くように逆算してください。夜まで遊ぶ日でも、土日なら4号線の終電は23:52〜23:56と早い点を忘れずに。
子ども連れ・買い物中心の日に役立つヒント
このエリアは見どころが駅の北側(おもちゃ市場)と南側(歴史文化公園・DDP・問屋街)に分かれています。行ったり来たりすると歩く距離が増えるので、北と南のどちらを先にするかを決めてから出発すると、子どもの足でも疲れにくくなります。ベビーカーを使う場合は、市場の細い通路では折りたたむ場面もあると考えておくとよいでしょう。
卸売市場では、店によって小売りの対応や支払い方法が異なることがあります。カードが使えない場面に備えて、少額の現金を用意しておくと安心です。購入したおもちゃは箱がかさばるので、折りたたみのエコバッグがあると便利です。
季節については、こどもの日やクリスマス前はセールが行われることも多い一方、混雑も増えます。にぎわいを楽しむか、空いている時期にゆっくり選ぶか、旅の目的に合わせて日程を選んでください。歴史館や記念館は屋内なので、天気が崩れた日の予備プランとしても使えます。
旅のヒント
- 土日・祝日の4号線終電は23:52〜23:56。平日(0:51〜0:56)より約1時間早い
- 東大門歴史館・運動場記念館は火〜日曜の開館。月曜は予定を組み替える
- おもちゃ市場は8:00〜19:00。こどもの日・クリスマス前後と新学期は混雑しやすい