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鐘路5街駅から東大門へ歩く一日|香りづくり・城郭の遺構をたどる歴史館・DDPと夜の問屋街

2026-11-03・韓国がじゃ 編集部

東大門といえば地下鉄の東大門駅や東大門歴史文化公園駅から向かうのが定番ですが、ひと駅手前の鐘路5街駅で降りて歩くと、街の表情の移り変わりがよくわかります。駅のすぐそばで香りづくりの体験をしてから、朝鮮時代の城壁や近代の運動場の記憶をたどる博物館へ。夕方にはDDPの曲線的な建物を眺め、夜は問屋街のにぎわいの中で買い物をする。ショッピングだけの東大門に少し物足りなさを感じている人や、2回目のソウルで「街の成り立ち」にも触れてみたい人に向いた一日のプランです。

鐘路5街駅の基本|1号線一本で動ける便利さ

鐘路5街駅は地下鉄1号線の駅です。西隣は鐘路3街駅、東隣は東大門駅で、どちらも乗り換えのできる大きな駅なので、ほかの路線から来る場合はこのどちらかで1号線に乗り換えるとスムーズです。1号線はソウル駅・市庁駅・鐘閣駅とも一本でつながっているため、明洞や市庁周辺に泊まっている人なら乗り換えなしで来られる場合もあります。

時刻表を見ると、始発は鐘路3街方面が5時21分、東大門方面が5時29分です。終電は平日なら鐘路3街方面が0時52分、東大門方面が0時57分と遅めですが、土日・祝日は鐘路3街方面が23時58分、東大門方面が0時19分と早くなります。特に週末に東大門の夜の買い物を楽しんでから西側(鐘路・市庁・ソウル駅方面)のホテルへ戻る場合は、0時前に終電が出てしまう点に注意してください。また、1号線は列車によって行き先が異なることがあるので、乗る前に行き先表示を確認しておくと安心です。

この記事で紹介するスポットは、駅から徒歩4分の工房を除くと、ほとんどが徒歩12〜17分の東大門エリアにあります。歩いて東へ進むにつれて、鐘路の落ち着いた通りから、ビルが立ち並ぶ東大門のファッション街へと景色が変わっていきます。

ディリセント 香水&キャンドル工房|駅から4分で自分だけの香りを

一日のスタートにおすすめなのが、駅から徒歩約4分のディリセント 香水&キャンドル工房です。60種類以上の専用原料を一つずつ試しながら、好みの香りを選んで調香していくワンデークラスを行っています。香水はオードパルファムとして仕上げるとのことで、ほかにもハンドクリーム、キャンドル、フラワーキャンドルなど複数のクラスがあります。

香水は重量の制限がある手荷物にも入れやすく、旅の記念として持ち帰りやすいのが魅力です。帰国後にその香りをつけると、ソウルの街を歩いた日のことを思い出せる、そんな楽しみ方ができます。香りの好みは人それぞれなので、友人同士で参加すると、互いに選んだ原料を比べ合う時間も盛り上がります。

営業時間は月〜金が10時〜22時、日曜が10時〜16時です。土曜日の記載はないため、週末に訪れたい場合は事前に公式情報で確認してください。所要時間や料金はクラスによって異なると考えられるので、予約時に確かめておくと、その後の予定が組みやすくなります。平日は夜まで開いているので、このコースを逆回りにして、夜の締めくくりに体験するという使い方もできます。

東大門歴史館と東大門運動場記念館|足元に積み重なった歴史を見る

工房のあとは東へ歩き、東大門歴史文化公園へ向かいます。駅からは徒歩15〜17分ほどです。公園の中にある東大門歴史館は、DDPと公園を建設する過程で発掘された遺物を保存・展示している博物館です。この一帯はかつて漢陽都城の東側にあたり、守りの弱い地形を補うための城壁や軍事施設が置かれていました。2008〜2009年の発掘調査では、日本統治時代の工事で失われたと考えられていた城壁や雉城、二間水門、朝鮮時代の建物跡などが確認されています。

常設展示室は2020年にリニューアルされ、床面に発掘図面を刻んで光で演出するなど、地層のように重なった歴史を視覚的にとらえられる工夫がされています。展示は「訓練院と下都監」「都城の水門」「20世紀の変化」「地中から見つけた歴史」の4つのテーマに分かれ、子ども向けの体験コーナーもあるので、家族旅行でも立ち寄りやすい場所です。

すぐそばの東大門運動場記念館では、1925年に京城運動場として開場し、名前を変えながら2007年に撤去されるまで82年間続いた運動場の歩みを紹介しています。スポーツだけでなく、解放後のさまざまな行事の舞台にもなった場所で、韓国の近現代史を知る手がかりになります。

2館とも開館は火〜日の10時〜18時(入場は17時30分まで)で、12時〜13時は昼休みです。月曜日は開館日に含まれていないので、月曜にソウルを回る日は別の予定を組みましょう。昼休みの時間にかからないよう、午後に訪れる計画が組みやすいはずです。

DDP(東大門デザインプラザ)|夕方から夜にかけて表情が変わる建物

歴史館を出ると、すぐ目の前に広がるのがDDPです。駅からの距離では徒歩14分ほど。宇宙船にもたとえられる曲線的な外観は、どの角度から撮っても絵になり、写真を撮るために訪れる人も多い場所です。館内や周辺では展示会が開かれることがあり、時期によってはイルミネーションも楽しめます。開催中の展示は時期によって変わるので、気になる人は出発前に公式情報で確認しておきましょう。

おすすめは、歴史館を見学したあと、空が暗くなり始める時間帯にDDPのまわりを歩いてみることです。昼間は白っぽく見える外壁が、夕方から夜にかけて照明に照らされ、まったく違う雰囲気になります。足元に城壁の遺構が残る公園と、未来的なデザインの建物が隣り合っている光景は、このエリアならではのものです。

周辺には問屋街があり、アクセサリーのパーツなどを探して手作りを楽しむ人もいます。DDPは屋外を歩く時間が長くなるので、冬は風を防げる上着、夏は日差し対策があると快適です。歩き疲れたら、敷地内のベンチなどで少し休んでから次の目的地へ向かいましょう。

アシュリークイーンズ dundun 東大門店と東大門ショッピングタウン

食事の候補として覚えておきたいのが、駅から徒歩約13分、ビルの7階にあるアシュリークイーンズ dundun 東大門店です。韓国で広く知られるビュッフェブランドの店舗で、320席以上の広い店内に、韓国の伝統料理から洋食まで約130種類のメニューが並び、100分間の食べ放題で楽しめます。いろいろな韓国料理を少しずつ試してみたい人や、ひとり旅で何品も注文するのが難しい人にとって便利な選択肢です。営業時間は11時〜21時なので、ランチにも夕食にも使えます。

そして夜の主役は、駅から徒歩約12分の東大門ショッピングタウンです。卸売りと小売りを同時に行う店舗が集まるソウル最大級のショッピング街で、「眠らない街」とも呼ばれています。韓国の最新アイテムを手ごろに探せることから、地元の客や全国から仕入れに来る業者も多く、大きな袋を抱えて商品を選ぶ人々の姿もこの街らしい光景です。

エリアとしては24時間にぎわっていますが、営業時間は店舗ごとに異なります。卸売り中心の店では小売りに対応していない場合もあるため、気になる店があれば「1点から買えるか」を確認するとよいでしょう。周辺には飲食店が集まる横丁や映画館もあり、買い物の合間に食事や休憩をはさめます。

モデルコース|平日に歩く鐘路5街から東大門の一日

火〜金曜日を想定した、ゆったりめのモデルコースです。

週末に行く場合は、ディリセントの土曜営業が確認できないこと、日曜は16時までであることに気をつけてください。その場合は、歴史館とDDPを中心にして、体験は平日の夜に回すと無理がありません。

もう一か所足すなら|韓屋のジュエリー空間 Space 42

時間に余裕があれば、駅から徒歩約17分のジュエリー複合文化空間 Space 42にも立ち寄ってみてください。世界文化遺産の宗廟や敦化門路に近い場所に、周囲との調和を考えて伝統的な韓屋として建てられた施設です。ジュエリーデザイナーと訪れる人をつなぐ拠点として運営されており、季節やストーリーを表現したジュエリーやフラワーなど、さまざまな分野の展示が行われています。

東大門とは駅をはさんで反対側、宗廟方面にあるため、モデルコースに組み込むなら午前の工房体験の前後がちょうどよい位置関係です。営業時間は11時〜19時なので、10時の工房体験のあと、昼食前に立ち寄るという流れも考えられます。東大門の大きなビル群とは対照的な、静かな韓屋の空間で過ごす時間は、一日のメリハリになります。展示内容は時期によって変わると考えられるので、訪問前に公式情報を確認しておきましょう。

旅のヒント

この記事で紹介したスポット

駅の時刻表と周辺スポット